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CASE 02·繊維 · 機能性生地

南緯實業(TexRay) × Intellicon Solutions

3 か月で 40 本超の AI Agent MCP で情報のサイロ化を解消業務を端から端までつなぐ

47創業から現在まで
3か月業務の棚卸しから稼働まで
40+ 本社内チームが自ら構築
1 時間数分検反レポートの処理
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導入前の状況

創業 47 年の南緯實業(1467)は、生産拠点が三大陸にまたがる繊維・アパレルの大手です。グローバルな体制には見えにくい難題がありました。関税分類番号や梱包規格の要件が国ごとに違うのです。社員は探偵のように PDF、Excel、ERP のあいだを行き来して数千件のデータを突き合わせ、出荷伝票を 1 枚確認するだけで半日かかることもありました。

こうした繰り返しの多い事務は工数を食うだけでなく、創造力も削っていきます。国際的な競争力を保つには、技術の力で情報のサイロ化を解消し、世界中の業務手順をそろえる必要がある。南緯實業はそう見ていました。

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目指したこと

  • 時間のかかる繰り返しの書類突き合わせとデータ入力をなくす
  • 現場から立ち上がる AI 活用の文化をつくり、社内に AI チームを育てる
  • 国をまたぐ書類の要件が複雑なために起きる人的ミスを解消する
  • MCP によって AI Agent を既存システムと深く連携させる
  • 検反の判断や通関のロジックといった暗黙知をデジタル資産に変える
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Intellicon Solutions のアプローチ

南緯實業は「現場から立ち上げる」戦略をとり、営業、船積、品質管理などの部門から中核メンバーを選びました。もともと物事を構造立てて考える力のある社員たちで、開発の要領はすぐに身につきました。

続いて MCP(Model Context Protocol)を導入します。これにより AI は質問に答えるだけでなく、社内のデータベースやシステムを実際に読み書きできるようになりました。

  1. 01業務の全面的な棚卸し:3 か月のあいだに、AI と協働できる業務場面を 40 件以上洗い出す
  2. 02MCP によるシステム統合:Agent にデータベースの読み書き権限を与え、ばらばらだったシステムをつなぐ
  3. 03中核メンバーの育成:繊維の専門知識を持つ社員が自ら Agent を設計し、実務で使えるものにする
  4. 04定例会での改良:マイルストーンの設定と課題の追跡によって、性能を調整し続ける
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活用場面:40 本超の AI Agent が現場で稼働

品質保証部門(検反レポート Agent)
手書きまたは PDF の検反レポートを AI が自動で読み取り、社内の計算式に沿って欠点数を算出。MCP を通じて品質管理データベースと Excel の表に自動で書き込みます。
船積部門(船積書類 Agent)
注文を自動で読み取り、各国の関税分類番号と梱包規格を照合して、正しい船積指図書 (Shipping Instruction) と請求書 (Invoice) を自動生成します。
営業部門(受注追跡 Agent)
国をまたぐ受注の状況を自動で整理し、人手による往復確認の時間を減らします。
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主な成果

構築のスピード
わずか 3 か月で、社内チームが自ら 40 本を超える AI Agent を構築
効率の飛躍
検反レポートの処理が 1 時間から数分に短縮され、効率が大きく向上
システム統合
MCP を活用し、AI が「デジタルの同僚」のようにシステムをまたいでデータを読み書き
文化の転換
Agent は営業・船積・品質管理の社員が自分で設計しており、IT 部門の代行ではありません
ミスの解消
複雑な通関規則を人手で突き合わせることによる書類ミスを大幅に削減
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経営層のコメント

「技術を現場に定着させるには、使う人が設計に加わらなければなりません。AI のプロジェクトを IT だけのものにしない。それは最初から決めていたことです。社員が自分の手で、自分の作業を数時間ぶん減らしてくれる AI Agent をつくり上げたときの達成感と納得感は、上から下ろすタイプのプロジェクトでは到底得られないものです。」
— 南緯實業 社長 林宗頤
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パートナーからの評価

「これまで百社を超える企業を支援してきましたが、それでも南緯實業の導入スピードと生まれた効果には驚かされました。社員のみなさんは AI Agent の使い方について非常に発想が豊かで、しかも実行力が強い。誇張ではなく、南緯實業は世間がイメージするアパレル繊維業というより、テクノロジー系のスタートアップに近いと感じます。」
— Intellicon Solutions COO 陳旻筠
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これから

2026 年、南緯實業は AI Agent の対象範囲を研究開発、購買、生産から出荷までのバリューチェーン全体へ広げる計画です。

その先にあるのが「協働型 Agent ネットワーク」です。品質管理の Agent が異常を見つけると、サプライヤー連絡の Agent が自動で通知を送り、さらに生産計画の Agent が計画を調整する、という連動を目指しています。

南緯實業の取り組みが示しているのは、伝統産業でも AI と MCP を十分に深く使いこなせば、テクノロジー業界と同じ効率と機動力に届くということです。

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